先月、4年ぶりに WordCamp Tokyo が開催されました。コロナ禍で開催が見送られていましたが、ようやく再開！僕も参加してきたので、簡単に感想を書きます。

男ベテラン WordPresser もすなる日記 WordCamp 参加レポートといふものを、女初参加の僕もしてみむとてするなり。

😆

WordCamp の全体的な雰囲気

そもそも WordCamp とは何だろうか？世界中の WordCamp の情報を掲載しているオフィシャルサイト WordCamp Central によると、「WordCamp は WordPress についてならなんでも取り扱う、ローカルのコミュニティごとに企画されるカジュアルなカンファレンス」とあります。今回は東京のコミュニティメンバーを中心に、東京に会場を設けて開催されたので WordCamp Tokyo となったわけです。

特に面白いのは、定義によると、 WordCamp は「カジュアルなカンファレンス」らしいですが、今回の WordCamp Tokyo も実にそうでした。受付に到着する前から、お揃いのTシャツを着ているスタッフが会場のいろいろなところで笑顔で声をかけてくれました。参加者もスタッフも皆笑顔で、カラフルな会場装飾やマスコットキャラクターのわぷーと一緒に、場は楽しいムードで盛り上がっていました。僕もパネルディスカッションの登壇者として赤いTシャツをもらったので、早速着替えて、わぷーたちと一緒に写真を撮りました📸

パネラーとして登壇

今回の WordCamp は、各講演枠が「登壇者による話と、複数人のパネラーによる話し合い」を組み合わせた形をとっていました。通常のカンファレンスでは登壇者一人の視点だけ聞いて、最後に質疑応答の時間があるという形式が多いと思います。今回の形はその話題に関する複数人の意見が聞けて、さらに質疑応答の時間もあって、僕は個人的にとても好きでした。

僕がパネラーとして登壇したのは、WordPress プロジェクトへの貢献（コントリビューション）について話すセッション、「私たちが WordPress を使い続けられる理由」でした。WordPress はソフト名ですが、それを作成しているボランティア・コミュニティの名前でもあり、そこには誰もが歓迎され、また誰もがコントリビュートできる、という内容のセッションでした。終わった後に、「私もコントリビュートしてみようかな？」と話す参加者が何名もおられ、とても嬉しかったです！

セッションは録画されていたので、参加できなかった人も後から見ることができます。

WordCamp に参加した感想

今回 WordCamp に参加して、良かったなぁと思うことが色々ありました。

まず、普段は Slack やZoom などオンラインでしか会えない他の WordPresser に直接お会いできて良かったです！今まで見慣れていたアバターと実際の顔を頭の中で繋げて、「あぁ、あなたがあの〇〇さんですね😃」とたくさん挨拶できました。

ちょっと不思議だったのは、複数の方から「えっ？あなたがベンさん？アバターからはもっとおじさんだと思ってた！」と言われたことでした。3人の方から言われたので、これは流石にまずいと思い、今後アバターの写真を変えることにしています🤭💦（正直に伝えてくれた皆さん、ありがとうございます！）

他に良かった点として、WordCamp 参加者の半数近くが、実は初参加だったという事実です。閉会式で初参加の人が呼ばれて挙手した際、僕は少数派なんだろうと思いながら手を上げましたが、全然そんなことはなかったです。僕は「スポンサー・ブース・ツアー」にも参加しましたが、様々なことを行なっている会社が WordPress という共通点を囲んでその場にいたことを見ることができました。（たくさんのお土産グッズをいただいてきました〜😊）全部が目新しかったので、僕は一日ウロチョロ回っていましたが、こういったものを同じく目新しいと感じている人が他にもいると知って、安心しました。

世界的にみても WordPress コミュニティはここ数年、活動が少なくなってしまい、現在復活に力を入れています。またWordPress ソフトウェアのシェア率の伸びも停滞していて、WordPress はプロジェクトとして今様々な課題に当たっています。

そうした中で、今回 WordCamp Tokyo に参加し、日本の WordPress コミュニティはまだ健在なんだという、安心感をもらってきました。もちろん日本のコミュニティも課題がないわけではないと思います。ただこうしてベテランと新人の WordPresser が交流する場があり、そこで課題の共有や意見交換が続けられる限りは、WordPress は日本では強く生き続けるんじゃないかな、と思いました。

次回の WordCamp

来年は国内の WordCamp として、すでに WordCamp Kansai が2月に企画されています。次はぜひ神戸でお会いしましょう👋🏼